EDR&EPP、SOCサービスをオールインワンで導入~高度な医療サービスを支えるセキュリティ体制を確立~

Case study: 東京歯科大学 水道橋病院 様

東京歯科大学の附属病院として、質の高い医療を提供する東京歯科大学水道橋病院(以下、水道橋病院)。患者様へ
のサービス向上と業務効率化を目的に医療情報システムの刷新に着手した同院は、高度化するサイバー攻撃への対
応を強化するため「WithSecure™ Elements EDR&EPP」を、株式会社アイ・オー・エスが提供する監視・分析サービス「NRMS-P for Monitoring Service」とセットで導入。堅牢なセキュリティ体制を確立し、より安全に医療サービスが提供できる環境を整備しています。

所在地: 東京都千代田区
設 立:1900(明治33)年
URL: https://www.tdc.ac.jp/sh/tabid/233/Default.aspx

東京歯科大学 水道橋病院 病院長 歯科医療政策学 教授 田口 円裕 氏
東京歯科大学 法人事務局 情報システム管理室 室長 伊藤 高志 氏

WithSecure™ Elements EDR&EPPがクラウド型製品でソフトウェアのバージョンアップ工数が削減できるうえ、病院のクローズド環境内にも安全に導入するため、「WithSecure™ Elements Connector」を導入しました。このツールにより、パターンファイルやプログラムのアップデートを院内でキャッシュ・配布できるため、最新のセキュリティ対策を維持することが可能です。加えて、Ultimateプロキシ機能でファイアウォール設定が簡素化され、セミクローズド環境での運用にも対応します。これにより、セキュリティの堅牢性を確保しながら、運用負荷とコストを削減可能できる点もポイントになったといいます。

WithSecure™ Elements EDR&EPPの導入は、医療情報システムの刷新やネットワークの再構築と並行して進められ、医事会計システムや電子カルテシステムなどとあわせて2026年1月より本稼働を迎えました。

「医療情報システム、ネットワーク、セキュリティを含めた総合的なプロジェクトでしたので、チームが同じ方向にベクトルを揃えるところでは苦労しましたが、年末年始のシステム停止期間内ですべて切り替えることができました」(伊藤氏)

EDR&EPPのエージェントは、水道橋病院内の歯科診療台脇に設置している診療用のPC端末136台と、医療事務全般を担当する医事科のPC端末、電子カルテシステムを利用する診療用のPC端末など、合計400台に配布されています。EDRのルール設定(チューニング)は、プロジェクトに関わったシステム開発ベンダーの協力も仰ぎながら除外ファイルを作成しました。それらをすべてSOCサービス担当のアイ・オー・エスに渡してPC端末単位で設定作業を依頼し、本稼働後に誤検知・過検知が起こらないようにしています。

「システム開発ベンダー各社にWithSecure™ Elements EDR&EPPのエージェントを導入したPC端末での動作検証を依頼し、挙動を確認してから切り替えました。設定作業の際はアイ・オー・エスの担当者に現地で対応いただけたことでスムーズに進みました」(伊藤氏)

堅牢なセキュリティ対策を確立し、医療機関としての信頼性を向上

WithSecure™ Elements EDR&EPPとNRMS-P for Monitoring Serviceの導入から約10カ月が経った現在(2025年10月時点)、サイバー攻撃や怪しい振る舞いを検知することなく、セキュリティが確保されています。

「幸い現時点で何も起こっていませんので、当院では毎月報告されるレポートを見て通信状況を確認する程度です。これまではPC端末に何らかのトラブルがあると、利用ユーザーから医事課に一報が入り、対処できない場合のエスカレーション対応を情報システム管理室が担当していました。現在は、原因分析までSOCサービスで対応いただけるので、運用負荷を大きく軽減できます」(伊藤氏)

EDR&EPPとSOCサービスの導入で得られた最大の成果は、堅牢なセキュリティ対策を構築した医療機関として信頼性が向上したことにあると田口氏は評価します。

「地域の基幹病院として、診療がストップする事態は絶対に避けなければなりませんので、今回その対応ができたことで安心感は飛躍的に高まりました。サイバー攻撃を受けても対処できる環境があると患者様にも知っていただくことも、医療機関として重要です」

EDR&EPPによって年々巧妙化するサイバー攻撃に対処できていることは、不安の解消につながっていると伊藤氏も語ります「。S OCサービスで常に見守っていただき、何かあった時にも検知・遮断できるという安心感があります」

セキュリティレベルのブラッシュアップとエンドユーザーの意識向上へ

今後は、「ソリューションを入れて終わりではなく、その時代に合ったセキュリティ対策をしていくことが重要であり、系列病院システムも同等のセキュリティレベルであって欲しい」と語る伊藤氏は、医療従事者のセキュリティ意識を高めることも不可欠と強調します。「今後は訓練や啓蒙活動を通して、医療従事者の対応力強化を図っていく予定です。例えば、サイバー攻撃を受けた場合の対応をユーザーが擬似体験できる機会があれば意識付けにつながるのではと考えています。ウィズセキュアはじめパートナー各社には、セミナー等の情報提供も含めた提案に期待しています」

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