強力な予防・対応力と、現場への低い負担を両立した『Certified Leader』
Certified Leader(認定リーダー)は、単なる参加賞ではありません。これはAV-Comparativesの『CyberRisk Quadrant』における最高ランクであり、能動的・受動的対応を組み合わせた厳しい基準をクリアしたベンダーのみが到達できる称号です。2026年、AV-Comparativesはこの基準を引き上げ、進化する攻撃者の手法を反映した、より高度なAI支援型攻撃シナリオを導入しました。
WithSecureは、誤検知や業務の遅延による追加の運用コストを『ゼロ』に抑え、今年のCertified Leaderグループの中でも確固たる地位を築きました。テストには14社のエンタープライズ向けセキュリティベンダーが参加し、合格ラインを超えたのは11社のみでした。
「当機関のテストにおけるすべての攻撃シナリオは、最終的に資産の侵害段階に達する前に封じ込められました。また、同製品は運用精度に関わる追加の負担(コスト)を一切発生させることなくこれを達成しました。これはWithSecureのエンタープライズ向けXDRのアプローチが極めて優れていることを物語る、明快で信頼性の高い結果です。」
Andreas Clementi
Founder and CEO of AV-Comparatives
MITRE ATT&CK® Enterprise評価は、長年にわたりEDR(Endpoint Detection and Response)機能を評価する業界標準の独立系ベンチマークとして利用されてきました。しかし、この評価は予防(検知・防御)機能をオフにした状態で行われるため、分離された環境での「検知能力のみ」をテストすることになります。 一方で、自社のエンドポイント保護(EPP)とEDRがどのように連携し、その組み合わせの導入・運用に実際どれだけのコストがかかるのかを把握したい企業にとって、AV-Comparativesの「EPR(Endpoint Prevention and Response)評価」は非常に強力な選択肢となります。実際の調達判断を下す担当者にとって、より全体像を把握できる評価となっています。
AV-Comparativesが実際にテストした内容
EPRテストは、既知のマッチング用悪意のある署名(シグネチャ)を調べるだけのテストではありません。MITRE ATT&CK Enterpriseフレームワークのテクニックに基づき、実際の攻撃者が行うようなフルスケールの攻撃チェーン(フィッシング侵入、権限昇格、横展開/ラテラルムーブメント、データ強奪など)を実行します。2026年の評価では、14のエンタープライズ向け製品に対し、50種類の攻撃シナリオが実施されました。
それぞれのシナリオでは、製品が侵入時点で攻撃を阻止できたか、横展開の途中で遮断できたか、あるいは侵入を完全に防げず失敗したかが記録されます。AV-Comparativesがテスト結果から作成する「CyberRisk Quadrant」には、厳しい基準をクリアした「Certified Leader(認定リーダー)」のみが掲載されます。したがって、WithSecureを含め、そこに名を連ねる製品はすべて最高水準の結果を収めていることを意味します。
EPR評価では、実際のAPT(持続的標的型攻撃)キャンペーンで使用される手法を網羅した、50の擬似標的型攻撃シナリオにセキュリティベンダー製品をかけました。各シナリオは以下の3つの攻撃フェーズで構成されています。
- 初期侵入および拠点確立フェーズ: 最初の侵入試行。攻撃者が存在感を確立する前に、製品が阻止できるか。
- 組織内拡散フェーズ: 攻撃者が侵入に成功した場合、脅威が拡大する前にラテラルムーブメントを検知・遮断できるか。
- 資産侵害フェーズ: 拡散を止められなかった場合、攻撃者が目的の標的(情報資産等)に達するのを防げるか。
各フェーズにおいて、AV-Comparativesは製品が攻撃を「自動的にブロックしたか」「検知して手動対応用にフラグを立てたか」「完全に逃したか」をログに記録しました。 決定的な違いとして、このテストでは購入価格、運用オーバーヘッド、計算された侵害抑制による節減額などのコスト要因も考慮され、5年間のリアルなTCO(総所有コスト)が算出されます。単に技術的スペックや機能だけでなく「製品の真の価値(対費用効果)」を測定する点こそが、EPR評価を他の独立系テストから一線を画すものにしています。
WithSecure Elements XDRがすべての攻撃チェーンを阻止
WithSecure Elements XDRは、50のシナリオすべて(100%)を阻止し、あらゆる攻撃が資産侵害フェーズに到達する前に封じ込めました。すべてのテストケースにおいて、データ侵害は一切発生しませんでした。
同様に重要なのは、この結果が運用コストの増加を伴わずに達成されたという点です。誤検知(過誤アラート)やワークフローの遅延による追加の負担は「ゼロ」でした。通常、予防率を高めようとするとノイズ(誤検知)が増え、セキュリティチームの確認負担が増えるというトレードオフが生じがちですが、WithSecureはそれを回避しました。
「内部拡散(フェーズ2)」において、WithSecureは、進行したすべてのシナリオで、アクティブ対応率100%、パッシブ対応率100%を達成しました。このフェーズで残りの脅威はすべて軽減されたため、フェーズ3に進んだ脅威はありませんでした。
同レポートでは、WithSecure Elements XDRについて特に以下の点を高く評価しています:
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- WithSecure Elements XDRは、企業ユーザーを標的とした脅威が
- 組織内に侵入・拡散する前に、それらを適切に処理することができました。
- この製品は、
- テストしたシナリオに対して、企業システムやネットワークを保護するのに役立ついくつかの安全対策を備えていました。
- この製品の管理コンソールは使いやすく直感的で、SOCアナリストが
- どの脅威を優先的に対処すべきかを判断するのに役立つコンテキストデータを提供していました。
- 本製品には、軽減された脅威に対するさまざまな対応オプションと、
- SOCアナリストがさらに調査・検証を行うための情報が用意されていました。
- 本製品はMITREのTTPとのマッピングが適切に行われており、経験の浅いSOCアナリストにも、
- さらに調査を進め、必要に応じてエスカレーションを行うために必要なデータを提供していました。
- 生成されるすべてのアラートからのノイズを最小限に抑えるため、アラートは優先順位付けされ、集約されていました。
- 本製品は、ドメイン環境やワークグループ環境において、簡単に設定および導入が可能です。
5年間にわたる実績に支えられた成果
WithSecureブランド名としては今回が初の「Certified Leader」獲得となりますが、同テストで評価されたのは初めてではありません。かつて「F-Secure Business」という名称だった時代、当時は「Strategic Leader」と呼ばれていた2021年のAV-Comparatives EPRテストでも同等の認定を受けており、5年間にわたる確固たる実績が今回の結果の背景にあります。
長年にわたり、WithSecureは以下のようなAV-Comparativesの各種認定も取得し続けています。
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Windows向け:Advanced+ Performance / Advanced Real-World Protection
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macOS向け:Approved Mac Security
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Android向け:Approved Mobile Security
なぜこの結果が維持できるのか:Broad Context Detection と 欧州主導の製品提供
WithSecureはこの成果の要因としてBroad Context Detection™を挙げています。これは、エンドポイント、アイデンティティ、クラウドからのシグナルを単一のインシデントビューに集約し、MITRE ATT&CKにマッピングした上で、独自AIエンジンであるWithSecure Luminen™によって相互に関連付ける技術です。
個々のシグナルをバラバラに処理するのではなく、Broad Context Detectionは展開される攻撃の全体像として繋ぎ合わせます。これによって、Elements XDRはあらゆる攻撃シナリオが進行する前に封じ込めることが可能となりました。
また、WithSecureがヨーロッパに拠点を持つことも重要なポイントです。Elements XDRは欧州で開発・提供・サポートが行われており、これは官公庁・公的機関をはじめ、NIS2指令やDORA(デジタル運用耐性法)など、データの所在(データレジデンシー)や厳格な規制への対応を進める企業にとって、急速に重要性を増している強みとなっています。
「このような独立した評価結果が重要なのは、評価の基準を私たちが決めるものではないからです。AV-Comparativesは14のエンタープライズ向け製品に対し、50の実攻撃チェーンによるテストを実施しましたが、当社のプラットフォームは、テストを実施するチームに余計な負荷をかけることなく、それらすべてを阻止しました。
これが、複数のシステムを継ぎ接ぎするのではなく、単一のプラットフォームを構築する最大の意義です。管理負担が軽減され、見落としも一切ありません。また、当社のプラットフォームを基盤としてセキュリティ運用を構築しているMSPや企業にとっても、強力なメッセージとなります。つまり、このプラットフォームは、彼らの顧客が実際に直面しているようなプレッシャーにも耐えうるのです。」
TL Viswanathan
Chief Product Officer, WithSecure